【秀島市長の4期16年間の自己採点は78点@佐賀市議会】

 佐賀市議会8月定例会の一般質問は今日が最終日で、21番目の山口議員が登壇。思えば、3月議会のトップバッターで市長の勇退発言を引き出したのも山口議員でしたが、今回は大トリで秀島市政4期16年間の総括について質問されたというのも、いろいろ演出がかっている感じですが、締めくくりらしいやりとりだったと思います。

 4期16年間は、山間部から有明海まで合併で広くなった佐賀市の「一体感」の醸成に心を砕いたとのことでしたが、とくに水害対策として南部地域の協力のおかげで排水対策が進んだことで内水氾濫の減災につながったことは「合併効果」だったと秀島市長。

 企業誘致に力を入れ、16年間で61社の進出で4245人の雇用につながったこと、バイオマス事業は批判もあったが、もともと下水やゴミなど生活の中で生まれる廃棄物を生かして循環型社会にしようと始めたこととして、今後につながるものと期待をつないでいました。

 最終的に、自己採点は「バイオマス事業で批判も色々あったことを差し引いて72点」と秀島市長は述べました。

 「次にリーダーになる人」への期待としては、誠実であること、パフォーマンスに走らないこと、いろいろな人の声が届くことになるが、市長という仕事に骨を埋める覚悟、広い視野で心遣いのある対応ができる素質を持った人と述べていましたが、政策的な点では「辞める者が後の人を縛るような態度はすべきでないと考える」として、いわゆる「後継指名」をする考えはない、との態度を貫く答弁でした。
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