【高校生が描いた原爆の絵展by新婦人@佐賀市立図書館】

 広島の高校生が、被爆体験者の話をもとに描いた原爆の絵展が佐賀市立図書館で始まりました。
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 新婦人佐賀県本部の主催により、県内の佐賀市春日公民館からスタートし、2カ所目が市立図書館で9月25日(土)〜10月1日(金)まで開かれます。

 原爆の絵といえば、丸木夫妻の絵や被爆者自身によるものが多いのですが、広島市立基町高校の生徒たちが被爆体験を聞きながら、被爆者と共に描くという取り組みが2007年から行われてきたのだそうです。

 鬼気迫る惨状、臭いまでが伝わってきそうなリアリティ、一瞬の閃光と熱線によって、白骨化してしまった人々の姿などがグイグイ迫ってきました。

 写真とはまた違ったリアリズムに満ち溢れているように感じました。

 高校生たちが、被爆体験者の方達と正面から向き合って、その言葉一つ一つをしっかりと内面に落とし込んでいるからこその作品だと思うのですが、この取り組みを進めてこられた関係者の方々は素晴らしいと思います。

 被爆者の高齢化、語り部をできる当事者がやがていなくなるとき、被爆の実相をどうやって語り継いでいくのか、ということが長年の懸案になってきました。

 生きておられるうちにインタビューして、その映像を残すというのもひとつですが、こうして語りを聴きながら絵にして残すというのも、大事な語り部活動だと思います。

 ぜひ、一人でも多くの方に足を運んでいただければと思います。

 会場には、新婦人の活動を紹介するコーナーもありますので、お楽しみください。
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※館内は写真撮影NGですが、許可を得て写しています。

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